ロレックス(ROLEX)のドレス系ラインで最もポピュラーなモデルと言えばデイトジャスト。
1945年に初めて世に出てから今尚みんなから愛され続けている腕時計です。
その中でも、現行のデイトジャストの基本デザインが確立されたと言われている1960年代〜1970年代後半まで製造されていた第3世代モデルが欲しくて探していました。
ただ、およそ50年近く前のモデルになるため、文字盤が汚れていたり、ブレスがヨレヨレになっていたりとなかなか良い個体が見つかりませんでした。
ところが、今年の春に腕時計ショップでついに見つけてしまいました!
ロレックス アンティークデイトジャスト Ref.1601 (1971年製 )
箱、ギャラ付き、未研磨の個体です。
デイトジャスト Ref.1601で付属品完備、時計の状態も良品という個体はなかなかレアなのではないでしょうか。
ということで、そんな当時の付属品と共にロレックス アンティークデイトジャスト Ref.1601 をレビューしていきたいと思います。
目次
レア!ほぼ未使用のロレックス アンティークデイトジャスト 1601をゲット!
スペック
まずは、軽くスペックを紹介します。
製造年
デイトジャスト Ref.1601は、1960年代〜1970年代後半まで製造されていたモデルです。
ケースサイズ & 重量
ケースサイズ36mmと小ぶりで重量は約100gと軽量です。
防水
防水は、50m防水ですが50年前の時計で、パーツの劣化も恐らくあると思うのであてにしない方が良いかもしれません。
ムーブメント
ムーブメントは、1960年後半まではCal.1560で、それ以降はCal.1570になります。
特に、Cal.1570は制度とバランスの取れた傑作ムーブメントと評価の高いムーブメントです。
Cal.1570からハック機能(竜頭を引くと時計の針が止まる)が搭載され、振動数も18,000振動から19,800振動に向上しました。
パワーリザーブはCal.1560で、44時間、Cal.1570で48時間です。
付属品
続いて、付属品を見ていきましょう。
ボックス
箱はロレックスカラーの緑色。
箱の中には、時計と冊子とギャランティが入っています。
冊子
冊子の表紙に「Your Rolex」の文字。
中にはデイトジャストのことやロレックスの歴史が書かれています。(全て英文)
ギャランティ
次にギャランティです。
現行のギャランティがカードなのに対してこの当時のギャランティは紙です。
ギャランティにデイトジャストの裏蓋に貼られているシールが付けられていました。
僕がこのデイトジャストを買おうと思った決め手の一つがこれだったりします。
普通捨ててしまいそうな裏蓋のシールをわざわざギャランティの表紙に付けているところに、前オーナーさんが大事に使っていたのかなと勝手に想像しました。
では、そんな時計本体を見ていきましょう。
外観
フルーテッドベゼル
デイトジャストの象徴と言えば、ベゼルが刻まれたデザインのフルーテッドベゼルです。
ケースはステンレスですが、フルーテッドベゼルには、ホワイトゴールドの素材が使われています。
ぱっと見、色は同じシルバーにも見えますが、フルーテッドベゼルのホワイトゴールド部分だけ、光の当たり方によってはキラリと光り輝きます。
文字盤
次に、文字盤です。
シルバーダイヤルですが、経年によりわずかに色がゴールドがかっています。
また、この時代の文字盤のインデックスの夜光塗料には放射性物質であるトリチウムが使用されています。
トリチウムの経年変化により元々白色だったインデックスが、飴色に変色しています。
ダイヤル外周は段落ちと言って、凹んでいるのもこの当時ならではのデザインです。
現行のデイトジャストの文字盤はフラットなデザインなのに対して、Ref.1601は外周の段落ちやインデックスに凹凸があり、文字盤に奥行きがあります。
現行の文字盤
出典: https://www.rolex.com/ja/watches/datejust/m126234-0013.html
プラスチック風防
現行のデイトジャストの風防がサファイアガラスなのに対して、Ref.1601はプラスチック風防です。
サファイアガラスと比べると傷が付きやすいですが、プラスチック風防ならではの湾曲したドーム型の形状がなんともレトロなデザインで可愛らしいです。
ジュビリーブレス
ブレスはジュビリーブレスで高級感があります。
留め具はシングルロックでになっていて、ワンタッチでブレスの付け外しができます。
この留め具の開閉が中古だと結構ヨレヨレになっていたりするんですが、かなり硬くて安定していることからあまり使われていなかった事が伺えます。
ブレスの伸びもほとんどありません。
装着感
実際に装着してみるとこんな感じ!
ん〜、チャラい!!(笑)
フルーテッドベゼルとジュビリーブレスがギラギラと輝いております。
若造の僕があまり決めすぎるのもよろしくないので使い方としては、スーツに合わせるより、カジュアルな服装に合わせた方がバランスが取れるような気がするのでパーカーやTシャツなんかに合わせています。
おわりに
以上、ロレックス アンティークデイトジャスト Ref.1601のレビューでした。
現行のデイトジャストも良いですが、この時代のデイトジャストもまた違った魅力があり良いんじゃないでしょうか。
さらに、現行のデイトジャストは昨今のロレックス人気に伴いなかなか入手しにくい現状で、価格も100万円近くします。
しかし、 Ref.1601は中古で販売されている球数も多く探せば半額以下で購入する事ができるので入手もしやすいので、ロレックス入門用にもおすすめの時計です♪
おしまい
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