僕が長年愛用しているビルケンシュトックのサンダル、ボストン!
ミニマリストにおすすめのサンダル、ビルケンシュトック「ボストン」の経年変化と使用レビューだぞ!の巻
クロックス風で、前が覆われていることから風も防いでくれて、年中履くことができます。
そのため、使用頻度も多く、酷使したせいかサンダルのフッドヘッドのコルクがボロボロと取れてきました。
これは、いかんと思い、ビルケンシュトックの店舗に持ち込んでコルクの補修をしてもらうことにしました。
ビルケンシュトックは、アフターサポートも充実しているので、ありとあらゆる修理に対応しています。
コルク補修など朝飯前です。
出典: https://ec.benexy.com/brand/shops/detail?id=grandfront-osaka
と思いきや、店員さんに状態を見てもらったところ僕のフッドヘッドは、コルクが劣化しすぎているみたいで、補修ではなくソールとフッドヘッドの交換になると言われました。
修理費用は10,000円ぐらいかかるとのこと。
さすがに、修理で10,000円となると、新品がもう一足買える価格になってきます。
コルクに劣化はあるものの、まだまだソールを交換しなくても履ける状態だったので、修理は断ることにしました。
仕方がないので、フッドヘッドのコルクは自分で修理することにしました。
修理で使うアイテムはこちら!「Kelly’s Cork Renew」です!
「Kelly’s Cork Renew」はコルク用のケアコーティング剤です。
この「Kelly’s Cork Renew」を使ってビルケンシュトックのコルクケア・補修する方法を紹介したいと思います。
コルクケアコーティング剤「Kelly’s Cork Renew」について
まず修理に使う、コルクケアコーティング剤「Kelly’s Cork Renew」について説明します。
「Kelly’s Cork Renew」は、コルクソールをコーティングしてくれる補修剤で、ボンドのようなものです。
このボンドのような液体がコルクをしっかりと固めてくれます。
ビルケンシュトックのフッドヘッドのコルクも新品時は、同じようにコーティングがされています。
[ビルケンシュトック 新品のフッドヘッド]
しかし、履いていくにつれて、コーティングが剥がれて、カサカサのコルクになっていきます。
その状態で履き続けると、僕のサンダルみたいにボロボロとコルクが取れていきます。
そのような状態を防ぐために、コルクを再びコーティングして固めてくれるのが、この「Kelly’s Cork Renew」なんです。
以前は、ビルケンシュトックからもコルクケアコーティング剤「Kork-pflege」が販売されていました。
出典: Amazon
しかし、いつの間にか販売は終了し、手に入れることが不可能になってしまいました。
「Kork-pflege」なき今、ビルケンシュトックのコルクケアができる救世主が「Kelly’s Cork Renew」です。
「Kelly’s Cork Renew」は、日本で正規販売されていないので、あまり馴染みはありませんが、世界ではコルクケアの定番品として有名な商品です。
現状、ビルケンシュトックのコルクケアコーティング剤は「Kelly’s Cork Renew」一択と言っていいんじゃないでしょうか。
中には、木工ボンドをビルケンシュトックのコルクケアの代替えに利用されている人もいますが、専用のものではないので雨などの水に強いかなど性能に不安な点があります。
「Kelly’s Cork Renew」はコルクソール専用に作られているコーティング剤なのでその辺の心配はする必要がありません。
「Kelly’s Cork Renew」を使ってビルケンシュトックのコルクケア・補修!
では、「Kelly’s Cork Renew」を使ってビルケンシュトックのコルクケア・補修をしていきたいと思います。
「Kelly’s Cork Renew」をコルクに満遍なく塗っていきます。
フタに筆になっているので、そちらを利用します。
結構水っぽいのでこぼれないように注意!
コルクのヒビ割れしているところには、液体を流し込むように塗り込んでいきます。
コルクが減っている時は、100均などでコルクボードを買ってきて砕いて「Kelly’s Cork Renew」と一緒に混ぜ込んであげればボリュームもできて耐久力が上がります。
ただ、形を整えるのが素人には難しいので、今回は「Kelly’s Cork Renew」のみで仕上げています。
コルク全体に濡れました。
もう片方も塗り終えたらしばらく放置して乾かします。
15〜20分もすれば補修剤が乾いて透明になってきます。
そのタイミングでもう一度、先程と同じように塗っていきます。
二度塗りすることで、その分コーティングも厚くなり、耐久力が上がります。
両足塗り終えたら、あとは風通しの良い日陰で1日乾かしてください。
翌日、補修剤が乾いて、柔らかくなっていたコルクがカッチリと固まっていました。
固まっていると言っても、弾力はしっかりあります。
コーティングされたことで、コルク表面にツヤがあります。
コーティングの剥がれたコルクと比較するとこんな感じ!
[左 コーティングの剥がれたコルク 右 コーティングしたコルク]
コーティングしたコルクの方がニスを塗ったみたいにテカテカしていますね。
触ると今にも取れそうだったコルクも補修剤のおかげでしっかり固定されてくっ付いてくれています。
ヒビ割れしていた箇所を指で押してもビクともしません。
履いて体重をかけたり歩いてみましたが、特に問題はなくコルクが取れる心配もなさそうです。
といった具合で、無事「Kelly’s Cork Renew」を使ってビルケンシュトックのコルクケア・補修が完了しました!
おわりに
以上、「Kelly’s Cork Renew」を使ってビルケンシュトックのコルクケア・補修をする方法を紹介してきました。
特に難しい作業もなく「Kelly’s Cork Renew」をコルクに塗るだけなので、誰でも簡単にできると思います。
ボロボロだったコルクも補修剤でしっかりと固定され、取れたりヒビができる心配も今のところなさそうです。
しかし、コーティングもいずれ剥がれてくるので、定期的に補修剤を塗布する必要はあります。
レザーと一緒で定期的なメンテナンスは必要ですね。
なんにせよ、これで僕のボストンは、修理に出す必要がなくなって延命できて一安心。
おしまい