昨今、ロレックス人気が白熱し、なかなか手に入れることができず価格も高騰する状況が続いております。
以前までは、スポーツモデルに人気が集中していましたが、最近ではドレスウォッチのデイトジャストやオイスターパーペチュアルでさえ定価で買うのが難しくなってきました。
さて、そんな異様なロレックス人気の中、おもしろい腕時計を見つけました。
それが、セイコー(SEIKO) SNXS79です!
出典: Amazon
この時計、何かに似ていませんか?
そうです!ロレックスのデイトジャストやオイスターパーペチュアルと顔つきがそっくりなんです!
SNXS79は、海外でもロレックスと似ていると話題になっており、人気のある腕時計です。
そんなSNXS79のスペックや評判など詳しく見ていきたいと思います。
目次
セイコー(SEIKO) SNXS79 スペック
SNXS79は、セイコー5(セイコーファイブ)シリーズから出ている時計です。
セイコー5は、高品質な機械式ムーブメントを搭載しながらもリーズナブルな価格で販売している海外向けのシリーズです。
現在は、セイコー5のブランドを一新して日本でも展開されるようになりました。
このSNXS79は、セイコー5が一新される以前の時計で、まだ海外に向けて作られていた時代のものです。
そんなSNXS79のスペックを見ていきましょう。
出典: Amazon
素材 | ステンレス鋼 |
ケースサイズ | 直径 37mm 厚み 12mm |
全重量 | 89g |
文字盤/風防 | ブラック/ハードレックスクリスタル |
インデックス | バーインデックス |
ムーブメント | 自動巻き 7S26 |
パワーリザーブ | 約40時間 |
防水性能 | 30m |
SNXS79の素材はステンレスで、ケースサイズは日本人の腕の大きさにも合わせやすい37mmです。
出典: APDHA
重量は89gと軽量で、長時間付けていてもストレスを感じない仕様になっています。
風防のハードレックスは、セイコーの独自技術で作られたガラスで、ミネラルガラスに特殊な強化処理を施したものになります。
出典: Amazon
ムーブメントは、「7S26」を搭載。
日差は-20~+40秒。
パワーリザーブは40時間です。
7S26は、手巻きやハック機能こそありませんが、精度・耐久性・コスパのバランスが取れた優秀なムーブメントです。
その優秀さから、セイコーの多くの腕時計に採用されています。
防水性能は30mで、日常生活において想定される水濡れ程度なら耐えうる性能です。
カラーは、ブラックの他にシルバーのSNXS73があります。
他にもインデックスのフチがゴールドカラーのSNXS75などバリエーションも豊富です。
価格は、その時の相場にもよりますが約13,000円〜です。
SNXS79の顔つきはデイトジャストやオイスターパーペチュアル!?
それでは、セイコー SNXS79と似ていると言われているロレックスのデイトジャストやオイスターパーペチュアルと比較していきましょう。
まずは、ロレックス デイトジャスト41 Ref.126300 ダークロジウム!
出典: Amazon
続いて、ロレックス オイスターパーペチュアル39 Ref.114300 ダークロジウム!
出典: Amazon
そして、今回の主役!セイコー SNXS79 ブラック!
出典: Amazon
いかがでしょうか?
時計の形状やインデックス、針のデザイン、文字盤のカラーなど随時に似ていると思われるところがあります。
たまたまデザインが似てしまっただけ、もしくはインスパイアを受けたかオマージュであって、決してパパパパパパクリではないですからね!(汗)
それでも、ロレックスと共通するデザイン性から海外では、「セイコーデイトジャスト」や「プアマンズデイトジャスト」なんて愛称で呼ばれていたりもします。
セイコー SNXS79とロレックスの時計を比較し、ロレックスキラーと題して動画を挙げられている人もいます。
これだけ似ていても、SNXS79ならロレックスの70〜100分の1の値段で買えちゃいます。セイコー恐るべし!
デザインがロレックスと似ていることは否定できませんが、それでもSNXS79はクラシカルで上品な顔つきをしていて高級感があります。
SNXS79の評判や口コミは?
SNXS79は話題の時計だけあり、多くの人たちがレビューしています。
評判や口コミをまとめてみました。
やはり、ロレックスのオイスターパーペチュアルと似ているといった意見がありますね。
文字盤は区別がつかないほどの高クオリティ。
やさい
5つ星のうち5.0 この価格でこの品質はコスパ良すぎ。
2020年8月3日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
時流的には小ぶりな37ミリ?です。
しかしパッと見、ロレのオイスターと見分けがつきにくいほどの存在感です。
おそらく相当近くで見ない限りこのバーインデックスモデルの仕様では区別つきにくいかもですね。
文字盤も単色ではなく中央から周りに放射状に広がるタイプで本当に綺麗です。引用: Amazon
ただし、ブレスに高級感はあまりないといった意見もあります。
その分、ブレスに軽さがあり腕に馴染みやすい仕様になっています。
なおやん
5つ星のうち5.0 今持っている中でも特にお気に入り!
2021年6月14日に日本でレビュー済み
ファイブは趣味で複数持っていますが、中でもお気に入りのモデルです。
僅かにオリーブめいたグレー調の文字盤、インデックスは立体的でしかも縁はミラー仕上げ。おまけに「SEIKO」の文字もアプライド。
ブレスはさすがに高級感はありませんが、でも軽くて腕に馴染みますので気に入ってます。
機械式でこの仕上げでこの価格!
そう考えると数十万円の時計も良いけれど、こんなに安くて良い時計もあるのが嬉しい。引用: Amazon
そんなブレスを、ジュビリーブレスに交換されている人もいます。
ジュビリーブレスにすると、本当にデイトジャストそっくりですね。
SNXS79のブレスレットをジュビリーに交換しました。 pic.twitter.com/bbT15yXyLF
— Nao_GTS (@991_981) May 18, 2021
総じて、文字盤とインデックスの出来が高評価な一方、ブレスに高級感はないといった意見が多く見られました。
ブレスが軽いのは、腕に馴染みやすく使いやすいととるか、安っぽいととるか人それぞれですね。
SNXS79はデイトジャストやオイスターパーペチュアルの代替えになりえるか?
ここまででセイコー SNXS79がロレックスに似ているのは、なんとなくお分かりいただけたでしょうか。
では、SNXS79はデイトジャストやオイスターパーペチュアルの代替えになりえるか?
結論!完全な代替えにはならないが、気軽にデイトジャストやオイスターパーペチュアル気分を味わえる腕時計だと思います。
SNXS79は、あくまでもロレックスではないので、完全な代替えにはなりません。
そこは値段なりの品質の差はあると思います。
しかし、SNXS79はデイトジャストやオイスターパーペチュアルにそっくりなのは言うまでもなく、ムーブメントや外観の出来は安定のセイコークオリティなので安心して使うことができます。
それでいて価格は1万円ちょっと!
デザインや機能面を考えると、非常にコスパの良い腕時計じゃないでしょうか。
そして、低価格だからこそSNXS79はガシガシ使える魅力があるように感じました。
僕もヴィンテージのデイトジャストを持っていますが、50年ほど前の時計なので耐久性には不安があります。
レア!ほぼ未使用のロレックス アンティークデイトジャスト 1601をゲット!の巻
風防はプラスチックで割れやすく、防水性も当時より弱くなっています。
こうなると、普段使いするにしても結構気を使います。
その点、SNXS79はアウトドアだろうが雨の日だろうが、気にせずガシガシ使うことができます。
傷つこうが、壊れようが1万円ちょっとなら許せちゃいます。
そのようなヤンチャな一面を持ちつつも、デイトジャストやオイスターパーペチュアルのような気品のある顔つきをしているといった、良いとこどりのハイブリットな時計でもあります。
使い方によっては、ロレックスの代替えとして十分機能すると思います。
もはや、SNXS79はロレックスの代替えという考え方自体間違っているのかもしれません。
SNXS79単体でも魅力的で、セイコー5の良さが盛り込まれたセイコーらしい時計ではないでしょうか。
おわりに
以上、セイコー SNXS79について色々とレビューしてきました。
ロレックスの代替え、ネタウォッチ、様々な考え方もできますが、セイコーの時計として見てもクオリティが高く魅力的な時計だと感じました。
ロレックス好きだけでなく、セイコー好き、または機械式時計の入門用としておすすめな時計です。
おしまい