コーヒー好きなら誰もが一度は憧れるユキワ(YUKIWA) コーヒードリップポット。
ユキワ(YUIKIWA) とは、1950年創業の新潟県燕市に拠点を置く三宝産業が扱うブランドで銀器、ステンレスの製品を製造、販売しています。
主にホテルやレストラン向けに商品を提供しています。
特に、ユキワ(YUIKIWA) コーヒードリップポットは、喫茶店やカフェでよく使用されており、あの伝説の喫茶店「大坊珈琲店」の店主、大坊勝次さんも愛用しているポットです。
出典: http://www.afilmaboutcoffee.jp/
残念ながら2013年にビルの取り壊しにより店を閉店されましたが、ブルーボトルコーヒーに影響を与えたり、村上春樹などの文化人にも愛されていた喫茶店です。
スペシャルティコーヒーにフォーカスしたドキュメント映画「A Film About Coffee」の中で、実際に大坊勝次さんが、ユキワ(YUIKIWA) コーヒードリップポットでコーヒーを淹れています。
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一滴一滴ネルドリップで丁寧にコーヒーを淹れる姿に憧れます。カッコ良い!!
とまぁ、そんな影響もあり、僕もユキワ ステンレスコーヒーポット M5(5人用)買ってしまいました!
目次
プロも使うユキワ コーヒードリップポット購入!実際使った感想は?
外観の特徴
スペック
それでは、早速開封!!
昔ながらのドリップポットという感じで高級感がありますね。
価格は、5人用でAmazonや楽天で10,000円前後とドリップポットの中ではややお高めな値段設定。
材質はステンレスで、本体重量は539gと一般的なドリップポットと比較するとやや重め。
大きさは、7.6cm×10cm×高さ18cmです。
容量は5人用で、750ccまでお湯が入ります。
他に3人用、7人用のサイズがあるので自分の用途にあった物を選びましょう。
出典: https://secure01.blue.shared-server.net/www.0141coffee.com/dorip/yukiwa.html
5人用は大きすぎず小さすぎずちょうど良いサイズ感です。
カリタ(Kalita)のドリップポット 700ccと比較すると、ユキワの方がやや大きいです。
左 カリタ 右 ユキワ
注ぎ口
注ぎ口は根元が太く先端にかけて細くなっています。
この仕様により、ドリップポットを大きく傾ければお湯が太く大量に出て、少しの傾きで細い少量のお湯を出すことができます。
注ぎ口先端は広口で、そこまで細口ではないです。
持ち手
持ち手は中空になっており、熱くなりにくくなっています。
実際に持ってみるとこんな感じ。
安定感があり持ちやすいです。
お湯を入れても取っ手は熱くならず素手で持つことができました。
重量も思っていたより重すぎず、ちょうど良いです。
蓋
蓋は蝶番が付いているので、落ちないようになっています。
蝶番のおかげで蓋の開け閉めも簡単です。
本体と蓋が外れるドリップポットが多い中、一体型は蓋の開け閉めが簡単にでき使い勝手が良いです。
特に、蓋が外れるドリップポットだと、ドリップ後の蓋を取ろうとしても熱くて布巾などで掴まなければいけませんが、一体型だと蓋を上げるだけで良く触る時間も一瞬なので、わざわざ布巾を使わなくても開け閉めできます。
ポット内部
ポット内部も丁寧な作りです。
細かなところまでしっかり丁寧に作られており、職人の技が光るドリップポットだなと思いました。
さすが長年レストランやホテルで使われてきているだけのことはあるなと感じました。
アフターケア
また、ステンレスは長年使い込んでいくと水垢が付いたりしてくすんでいきます。
気になる方は、三宝産業にお願いすると、磨き直しやメンテナンスをしてくれます。
故障の際も、修理してくれるのでアフターサービスも充実しています。
お湯を注いでみた
注いでみた感想
次に実際にお湯を入れて注いでいきたいと思います。
ポットをゆっくり傾けるとかなり細いお湯が注げます。
逆に、大きく傾けるとお湯は太く勢いよく出ます。
さらに、僅かに調整しながらゆっくりゆっくり傾けると点滴ドリップも可能です。
この細いお湯も太いお湯も点滴ドリップもコントロール次第でできるのがユキワのドリップポットで、プロから愛用されている理由です。
ただ、湯量のコントロールが非常に難しい!
特に点滴ドリップが難しく、ゆっくり少しだけ傾けていたつもりが、一気に細いお湯が出てしまったり、それを制御しようとするとお湯が止まってしまったりコントロールにかなりの繊細さが要求されます。
また、ポット内にお湯を8割か9割ぐらいたっぷり入れておいた方が、ドリップの際安定した湯量が注げると思います。
より注ぎやすくする為に改造 & 特別仕様モデルもある
ユキワ コーヒードリップポットは、注ぎ口をペンチなどで細くしたり、より自分好みに注ぎやすいよう改造している人たちもいます。
冒頭で紹介した伝説の喫茶店「大坊珈琲店」の店主、大坊勝次さんもポットの注ぎ口は細く改造されています。
出典: https://www.scope.ne.jp/azmaya/daibo/
この、注ぎ口が改造されたユキワ コーヒードリップポット 大坊モデルが販売されていたり、
サイフォンやドリッパーなどコーヒー器具で有名な会社、珈琲サイフオン株式会社(コーノ)からユキワ コーヒードリップポットのコーノ特別仕様なんてものまであります。
こちらも、通常モデルよりかなり細口になっています。
このように、自分で改造したり特別仕様が存在したりするのもユキワ コーヒードリップポットがコーヒー好きから愛されている証拠だと思います。
ドリップしやすいようにカスタマイズしたり、自分に適したモデル選びをしましょう。
おわりに
以上、ユキワ コーヒードリップポット M5の使用レビューでした。
それなりのお値段がするだけあり、見た目や質感、作りは丁寧で高級感のあるコーヒードリップポットだと思います。
ただ、自由自在に幅の広い湯量がコントロールできるプロ仕様だけあって、ドリップするのは難しいです。
ちゃんと、ドリップできるようになるにはそれなりの慣れが必要かもしれません。
その分、ドリップする時の楽しさもあるので、コーヒーを淹れまくって使いこなせるよう練習していきたいと思います。
おしまい
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