コーヒーに詳しくない人でも一度は耳にしたことがあるであろう名前ハリオ(HARIO)、日本の耐熱ガラスメーカーで、調理器具やグラスなどでも有名ですよね。
ですが、やっぱりハリオと言えば、コーヒー器具!
ドリッパーやサーバーはもちろん、サイフォンなど数多くの商品を展開しています。
そんな中、コーヒーの第3のブーム、サードウェーブをきっかけに世界中で使用されているのがハリオのドリッパーV60です。
サードウェーブの火付け役とも言われているシカゴの焙煎所「インテリジェンシア」が、赤いV60でコーヒーを淹れる動画が広まったことや、ワールド・バリスタ・チャンピオンシップで優勝した、マイケル・フィリップスが演目中に使っていたことなどからサードウェーブ系のコーヒーショップではこぞってハリオのV60が使われるようになりました。
僕は、今までコーヒー器具といえば、カリタ一筋でドリッパーからドリップポット、サーバー、ミルまで全てカリタ製品を使ってきました。
ところが、先日ケメックスのコーヒーメーカーを購入したことをきっかけに色々なドリッパーも使ってみたくなりました。
ということで、僕もハリオのドリッパーV60を購入しました!
さっそく、このV60を使ってコーヒーをドリップしていきたいと思います。
目次
ハリオのドリッパーV60でコーヒーをドリップしてみたぞ!
開封!
箱を開けると、樹脂製のクリアタイプのドリッパーの他に計量スプーン、コーヒーフィルター40枚が付属していました。
あとは、コーヒーの粉とマグカップがあればこれだけでコーヒーがドリップできてしまいます。
コーヒー入門者には嬉しいセットですね。これが300円ぐらいで揃うと思うと安すぎです。
ただ、V60発売から15周年ということで、期間限定でコーヒーフィルターは付いているみたいなので、通常時は付いていません。
コーヒーフィルターが付属しているとは知らず、別で購入してしまいました。
まぁ、コーヒーフィルターは消耗品なので、あればある程良いです。
V60の特徴
円すい型
V60は円すい型の形をしたドリッパーです。
円すいの形によってコーヒーの層が深くなりしっかり旨味を抽出してくれます。
スパイラルリブ
内側には12本のスパイラルリブ(溝)が付いています。
スパイラルリブ(溝)が、ペーパーとドリッパーの密着を防ぎ、空気が抜けることによってコーヒー粉がしっかり膨らみます。
大きな一つ穴
ドリッパーの底面は大きな一つ穴になっています。
この大きなひとつ穴が、お湯の流れの制限を受けず、注ぐスピードによって濃い味から薄い味まで調整することが出来ます。
ドリップしてみよう!
それでは、V60でドリップしていきましょう。
公式の手順に沿ってドリップしていきます。
まずは、コーヒーフィルターを湯通しして、紙臭さを取り除きつつ、ドリッパーとサーバーをお湯で温めます。
コーヒー粉を入れます。
今回は、コーヒー粉30g、お湯365mlで抽出していきます。
93℃ぐらいのお湯を軽く注いで30秒程蒸します。
クリアタイプなので、スパイラルリブがペーパーとドリッパーの密着を防いで空気が抜けているのがわかります。
蒸らしたら、後は目標の量まで抽出していきます。
抽出時間は杯数分に関係なく3分を目安にします。
V60は大きな一つ穴の為、お湯の注ぐスピードによって抽出される量が変わって面白いです。
カリタのドリッパーは、お湯の注ぐスピードの影響をあまり受けず、一定の抽出速度になるので、この辺りはV60の方が自由度があります。
抽出完了!
気になるお味は?
今回は、ゆっくり淹れたので、コーヒー豆の旨味がしっかり抽出されており、濃厚な味わいになりました。
いつもカリタで淹れているより、味に深みがあるような気がします。
ただ、撮影しながらだった為、抽出目安時間の3分を超えてしまい、若干嫌な苦味や雑味まで出てしまいました。(汗)
後日、今度は早めのスピードでコーヒーを淹れたらあっさりした味わいでありながら旨味もしっかり抽出されており、美味しかったです。
抽出速度によって同じドリッパーとは思えないぐらい味が変わるので、味の調整が難しいですが、これは淹れていて楽しいです。
車で言うと、カリタがオートマでハリオのV60がミッションのような印象です。
カリタは安定して美味しいコーヒーが淹れれて、V60は淹れ方によって美味しくもなったり不味くもなったりする気がします。
おわりに
以上、ハリオのドリッパーV60でコーヒーをドリップしてみました。
自分好みの味のコーヒーに調整できるのがV60の楽しさでもあり難しさでもあります。
カリタの安定したドリップも良いですが、ハリオのV60のような淹れ方によって味が左右するドリッパーも悪くないですね。
おしまい
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