バック・トゥ・ザ・フューチャーが好きです。
小さい頃から何回観たか分かりません。
伏線のあるストーリー、音楽、個性豊かなキャラクター達どれをとっても素晴らしいと思います。
そして、何よりバック・トゥ・ザ・フューチャーと言えばタイムマシンのデロリアン(車)!!
ただ、製作当初はタイムマシンは車ではなく冷蔵庫を使う案もあったらしいです。
もしタイムマシンが冷蔵庫だったら!?バック・トゥ・ザ・フューチャーはここまでヒットしていなかったかもしれません。
この映画に登場する小道具は魅力的なものが多いです。
今日はそんなバック・トゥ・ザ・フューチャーで使われた実在する商品を紹介していきたいと思います!
目次
映画で登場する小道具
キットキャットクロック
まずは映画の冒頭、ドクの部屋に出てくる様々な時計の中にあるうちの1つ、キットキャットクロックです。
出典: Amazon
黒猫の目と尻尾が左右に揺れる振り子時計です。
キットキャットクロックはアメリカで1930年から製造されていて、今もほとんどデザインが変わることなくみんなから愛されている時計です。
レトロなデザインでギョロッとした目が少し不気味だけど、どこか愛嬌のある猫の時計だと思います。
カシオ カリキュレーター CA-50
マーティが劇中身につけている腕時計がカシオ(CASIO) カリキュレーター CA-50です。
出典: carousell
アラームやクロノグロフの他に計算機の付いた1980年代らしいレトロフューチャーなデザインの腕時計。
マーティがパート1からパート3まで付けている愛用品。
現在このモデルは生産終了してしまっているけどCA-53という後継機が販売されています。
僕も後継機のCA-53を所持していました。
計算機部分のボタンが小さくて押しにくく実際、計算しようとすると時間がかかります。
居酒屋でお会計を割り勘する時にあえてこの時計で計算しようとして周りにつっこまれたのも良い思い出。
イーストパック クロスカントリーパッカー リュック
マーティがパート1のオープニングでてトラックの荷台に捕まりながらスケボーに乗るシーンで持っているリュックがイーストパック(EASTPAK)のクロスカントリーパッカーです。
出典: murauchi.com
イーストパックは米軍向けのリュックをルーツとして、一般消費者向けに販売しているバッグブランドです。
1976年のブランド創業から30年以上にわたって販売され続けています。
米軍向けのリュックがルーツという事もあり、耐久性や耐水性のあるリュックでアウトドアにも使えます。
マーティが使っていたリュックのオリジナルを手に入れるのはおろか、一度復刻されたモデルも手に入れるのは難しくなっています。
CLASS-5 ダウンベスト
マーティと言えば救命胴衣!じゃなくてCLASS-5(クラスファイブ)のダウンベスト!
出典: Sixpacjoe
このCLASS-5は1971年にノースフェイス(THE NORTH FACE)の共同責任者が独立して立ち上げたブランド。
ノースフェイス出身だけあってアウトドアを得意としたダウンジャケット等を販売しています。
残念ながら当時のマーティが着用していたダウンベストは廃盤になってしまっているけど、現行のダウンベストも今風にアップデートされていてかっこいいです。
実はこのダウンベスト、マーティ演じるマイケルJフォックスが夜の駐車場の撮影の時、寒かったから着ることにしたらしいです。
ということはもし寒くなかったら着ていなかったかも!?
GUESS デニムジャケット
マーティが赤いダウンベストの下に着ているのがGUESSのデニムジャケットです。
出典: eBay
GUESSはアメリカで1981年に設立されたアパレルブランド。
マーティが着ていたのと同じ型、同じ素材のものを手に入れるのは非常に困難で、上の画像も同じ1980年代のものだけどポケットの形が微妙に違います。
マーティが着用していたものは腕をまくると裏地がペイズリー柄になっています。
カルバンクライン アンダーウェア
マーティが履いている下着はカルバンクラインの紫色のアンダーウェアです。
過去(1955年)にタイムスリップしたマーティが気絶してロレイン(マーティのお母さん)の家に運ばれて目が覚めた時にロレインから呼ばれる名前がカルバン・クライン。
1955年はまだカルバン・クラインというブランドは存在しておらずロレインがパンツに書かれたブランド名をマーティの名前と勘違いしてしまうというなんともユニークなシーンです。
ちなみにこのシーン、当時のテレビ放送版の日本語吹き替え版では、
「あなたの名前でしょ?カルビン・クレインて?下着にそう書いてあるわ。」
とカルバン・クラインではなくカルビン・クレインと呼ばれています。
これはもしかしたら、その当時はカルバン・クラインというブランドが日本にまだ浸透していなくて、台本そのものが間違った翻訳をしてしまった可能性があります。
そう考えるとマーティの名前と下着のブランド名を勘違いしてしまうという面白いシーンなのに、当時の視聴者はもしかしたらピンときていなかったかもしれません。
アイワ カセットボーイ HS-F7
パート1でマーティが宇宙人に扮して寝ているジョージ(過去の父親)にヘッドオンをつけてヴァン・ヘイレンの音楽を爆音で流すのに使われるカセットプレイヤーがアイワのカセットボーイ HS-F7です。
出典: Aucfree
ナイキ ブルイン
マーティが履いているスニーカーがナイキ(NIKE)のブルイン!
出典: 2nd STREET
白のレザーに赤のスウィッシュロゴが入ったシンプルなデザインのスニーカー。
劇中出てくるスニーカーは所々汚れていて、使用感もありそれがまたかっこいい!
マーティが普段履きしているんだろうなというのが伝わってきます。
映画で使われたのは1982年〜84年あたりのもの。
今では廃盤になっているので当時のものを手に入れようとするとなかなか難しいです。
復刻もされているけど白/赤のブルインはプレミア化しているので正規の値段で購入することは、ほぼ不可能。
ブルインと似たデザインでナイキのコルテッツというスニーカーがあります。
出典: Sixpacjoe
コルテッツは、1972年に誕生したモデルで、ブルインより少し先輩です。
でも時代が近いこともあり、どことなく雰囲気が似ています。
なんとナイキで初めて作られたスニーカーとしても有名です!
復刻も頻繁にされているのでブルインと比べると比較的入手しやすいです。
ナイキ 2015 ナイキマグ
マーティがパート2の未来(2015年)で履いていたスニーカーがナイキの2015 ナイキマグです。
出典: FASHION HEADLINE
公開当時は映画の中でしか存在しなかったスニーカーだけど、ナイキがそれを再現して2016年、世界限定89足で販売したレプリカモデルです。
ちなみにオリジナルは加水分解が進んでボロボロになった片足のみが、オークションで1000万円超えで落札されました。
出典: SNEAKERS MAG.
1000万円!?
コンバース オールスター ハイ
マーティが過去(1955年)で履いているスニーカーがコンバース(CONVERSE)のオールスター ハイです。
出典: MAGASEEK
1917年に発売されて以来、ほとんどデザインも変わらず今なお世界中で愛されている定番スニーカー。
今もみんなが履いているスニーカーが1955年にはすでに存在していて、当時の人達も履いていたのかと思うとなんだか感慨深いものがあります。
リーバイス 501
1955年のビフが履いているジーンズがリーバイス(LEVIS) 501です。
出典: LEVIS
1950年代「乱暴者」(1953)でマーロン・ブランドがリーバイスの501を、「理由なき反抗」(1955)でジェームス・ディーンがリー(LEE)のRIDERS 101のジーンズを履いていたこともあり、若者たちの間でデニムが大流行。
当時デニムは不良、反逆の象徴でありビフがジーンズを履いているのもうなずけます。
Krups社 コーヒーグラインダー 223-A
未来で改造されたデロリアンに搭載されている原子炉「ミスターフュージョン」に、ドイツのKrups社のコーヒーグラインダー 223-Aが使われています。
出典: eBay
まさか、タイムワープするエネルギーの元を作るミスターフュージョンがコーヒーグラインダーだったとは驚きです。
このKrups社のコーヒーグラインダー、販売は1970年代です。
トヨタ ハイラックス
マーティ憧れの車がトヨタ(TOYOTA)ハイラックスです。
出典: ハイラックス50周年特設サイト
ピックアップトラックの本場アメリカ。
現在アメリカではトヨタのピックアップトラックだとタコマが人気です。
そんなタコマが2015年にバック・トゥ・ザ・フューチャーの特別仕様として製作されました。
出典: Response
映画に登場したピックアップトラックをタコマのトラックで再現!
デロリアン DMC-12
バック・トゥ・ザ・フューチャーで最も有名な小道具と言えば、デロリアン DMC-12です。
出典: Wikipedia
デロリアンという愛称で呼ばれているけど、デロリアンは会社名で正式な車種名は「DMC−12」
1981年の生産から僅か2年で生産終了(デロリアンが倒産した為)と短命だった車です。
冒頭でも言ったように脚本段階では車ではく冷蔵庫がタイムマシンの設定だったらしいです。
けれど子供が映画の真似をして冷蔵庫の中に入ったら危険という理由から車に変更されました。(車だと子供は乗れないからね)
大ヒットする作品というのはストーリーがおもしろいだけでなく音楽であったり俳優であったり、小道具であったり+αが大切な気がします。
デロリアンもまさにその+αであり、バック・トゥ・ザ・フューチャーを名作へと押し上げた重要な存在だと思います。
おわりに
以上、バック・トゥ・ザ・フューチャーに登場する実在する商品でした。
今でも手に入る物から、なかなか手に入らない物まで様々なものがありました。
バック・トゥ・ザ・フューチャーの世界に浸りたい人はコレクションしていくのも楽しいと思います。
おしまい