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リーバイスの公式リペア!ザ リーバイステーラーショップで501のデニム修理!費用は?期間は?の巻

リーバイス(Levi's)の一部店舗で提供されているカスタマイズサービス「The Levi’s TAILOR SHOP(ザ リーバイス テーラー ショップ)」に「リペア」と「アップサイクリング」の新メニューが追加されました!

 

これは、どういうことかというと、ついにリーバイスより公式でデニムのリペア(修理)ができるようになったんです!

今までは、リーバイスのデニムをリペアに出そうと思うと、街のジーンズリペアショップにお願いするしか方法はありませんでした。

 

もちろん、街のジーンズリペアショップもしっかりリペアしてくれるのですが、

 

「リーバイスのデニムはリーバイスでリペアしてほしい!」

「リペアにはリーバイスの糸や布、ワッペンを使ってほしい!」

 

といった、要望をお持ちの人も多かったのではないでしょうか?

 

僕もそんな一人で、リーバイスの公式でのリペアをずっと待ち続けていました!

 

ってことで、僕の持っているリーバイスのデニムも所々破れていたので、今回初めて「ザ リーバイステーラーショップ」にリペアを依頼してみました。

・リペアまでの流れは?

・リーバイスデニムならどんなもの(ヴィンテージなど)でも修理してくれるの?

・リペアにかかる費用は?

・修理期間は?

・ちゃんとリペアされるの?

 

などなど、気になる点もあり、実際に「ザ リーバイステーラーショップ」でデニムをリペアしてもらって、分かったことをまとめてみたので興味のある人は、是非最後まで読んでみてね!

 

ケンケン
待望のリーバイス公式リペア!どんな感じなのかな〜?
しっかり直ると良いニャ
ノラじろう

 

ザ リーバイステーラーショップとは

「ものづくりの究極は、一人ひとりの夢を叶える“カスタマイズ”にある」がコンセプトのカスタマイズサービス

出典: https://www.levi.jp/tailorshop.html

はじめに、ザ リーバイステーラーショップについて詳しく説明していきます。

ザ リーバイステーラーショップは、「ものづくりの究極は、一人ひとりの夢を叶える“カスタマイズ”にある」をコンセプトに、それぞれのお客さんの要望に合わせたサービスを提供しています。

 

サービスには以下の4つがあります。

カスタマイズ:デニムというキャンバスにじぶんらしさを。
オルターレーション:あなたにフィットするようにお直し。
リペア:より長く穿いていただけるように。
アップサイクル:着用しなくなったデニムを再活用。

1つ1つ説明していきます。

 

カスタマイズ

カスタマイズは、ワッペンや刺繍、ペンキ加工、ダメージ加工など、デニムを装飾してくれるサービスです。

出典: https://www.levi.jp/tailorshop.html

 

リーバイスオリジナルのワッペンが多数用意されているので、自分だけのデニムに仕上げることができます。

出典: https://oceans.tokyo.jp/fashion/20210409_levisrepair/?p_page=2

 

刺繍で好きな文字や絵も入れることも可能です。

出典: https://oceans.tokyo.jp/fashion/20210409_levisrepair/?p_page=2

 

オルターレーション

オルターレーションは、裾やウエストをつめたり、テーパードにシルエットを変えたりなどデニムの形を変えるサービスです。

出典: https://www.levi.jp/tailorshop.html

 

リペア

そして今回から新たに追加されたリペアは、デニムを修理してくれるサービスです。

出典: https://www.levi.jp/tailorshop.html

 

横糸を残したリペアや、ダメージ部分をあえて違う色の糸を使用してリペア、ダメージ跡を完全に消すリペアなど補修や補強のデザインも好みのものを選ぶことができます。

出典: https://www.gqjapan.jp/fashion/news/20190413/couture-jeans

 

アップサイクル

同じく今回から追加されたアップサイクルは、着用しなくなったデニムをポーチやトートバッグなど、新しくオリジナルのグッズに生まれ変わらせるサービスです。

出典: https://www.fashion-press.net/news/73230

 

これらカスタマイズ、リペア、オルターレーション、アップサイクルを行うことでリーバイスのデニムを長く大切に利用できるわけです。

 

料金

ザ リーバイステーラーショップの料金表です。

サービスによって価格は変わります。

<The Levi’s® TAILOR SHOPのサービス一覧>
カスタマイズ
■機械刺繍¥500~
■手刺繍内容により要相談
■ダメージ加工¥1,000~

オルタレーション
■裾上げ¥800~
■ウエストリサイズ¥3,000~
■シルエット変更¥5,000~
■センタークリース¥4,000~

リペア
■ダメージ補修・補強¥1,000~
■パッチ・あて布¥2,000~
※ジッパーを新たに取り付けるおよびリベットを新たに打ち直すことはできません。ご了承ください。
※詳しくは店頭スタッフにお問い合わせください。

アップサイクリング
※内容により要相談

 

全国で4店舗のリーバイスストア内に併設

ザ リーバイステーラーショップは、全国でリーバイス 原宿フラッグシップストア、リーバイス ストア新宿・大阪・福岡天神の4店舗のストア内に併設されています。

出典: https://www.levi.jp/tailorshop.html

写真はリーバイス ストア 大阪店

 

リーバイスに配属されているマスターテーラーと呼ばれる職人さんが、こちら側の要望をヒアリングしてオーダーシートにまとめてくれます。

対象ストア
Levi’s® 原宿フラッグシップストア
〒150-0001 東京都渋谷区神宮前6-16-12 神宮前グリーンテラス
TEL:03-6427-6107

Levi’s® Store新宿
〒160-0022 東京都新宿区新宿3-29-12
TEL:03-5363-4501

Levi’s® Store大阪
〒542-0086 大阪府大阪市中央区西心斎橋1-6-8
TEL:06-6241-8134

Levi’s® Store福岡天神
〒810-0001 福岡県福岡市中央区天神2-5-16 TENJIN21 1F/B1F
TEL:092-738-2005

 

対象はリーバイスのデニム製品

これまで、ザ リーバイステーラーショップのサービスを受けるには、リーバイスで一年以内に購入したもので、それを証明するレシートの提示が必要など条件がありました。

しかし、今回から古いリーバイス(ヴィンテージなど)の商品(ジーンズ、トラッカージャケット、デニムシャツ)もサービスの範囲に含まれることになりました。

これにより、リーバイスのデニム製品(ジーンズ、トラッカージャケット、デニムシャツ)であれば、いつ、どこで購入したものであってもサービスを受けることが可能となりました。

 

ザ リーバイステーラーショップでリペアしてもらったぞ!

ってことで、そんなザ リーバイステーラーショップにリペアを依頼しました!

今回、リペアしてもらうデニムは2本!

 

どちらもヴィンテージリーバイスの501 66前期です。

1970年代の501で、年季の入ったジーンズです。

66前期についてはこちらの記事で詳しく書いているので良かったら読んでね!

こちらもCHECK

リーバイス 501 66前期 ヴィンテージの特徴と購入レビュー!の巻

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リペア前のデニム

リーバイス 501 66前期 ①

まずは、1本目のリーバイス 501 66前期です。

全体の状態から見ていきましょう!

前!

 

後ろ!

 

パッと見はあまりダメージを受けていないように思いますが、右太もも付け根辺りに小さな穴が空いています。

 

股部分にも2箇所穴が空いています。

 

後ろの左足部分にも小さな穴が空いています。

 

フロントポケットの内側、スレーキ部分も穴が空いています。

 

これらの穴が空いている箇所を補修・補強してもらいます。

 

リーバイス 501 66前期 ②

続いて、2本目のリーバイス 501 66前期です。

同じく全体の状態から見ていきます。

前!

 

後ろ!

 

まず、股部分に穴が空いています。

 

続いて両膝はザックリと裂け目が入っています。

ただ、今回はこの両膝はあえてリペアせずに、そのままのダメージを残した状態にしようと思っています。

 

次に後ろのお尻部分と股のところもざっくり裂けています。

この辺は、パンツが見えたりするとみっともないので、しっかり補修してもらうつもりです。

 

他にもお尻箇所は、破れてはいないものの生地そのものが薄くなっていたので補強してもらおうと思います。

 

フロントポケット内側、スレーキ部分も裂けたり穴が空いているので、ここも補修・補強してもらいます。

ポケットに穴が空いていると物が入れられないのでしっかり直してもらいましょう。

 

と、1本目のの501 66前期と比べると、こちらの方がかなり重症です。

2本目のの501 66前期は、所々ダメージも残しつつ補修・補強してもらう予定です。

 

ザ リーバイステーラーショップにリペアしてもらうデニムを持ち込む!

これら2本をザ リーバイステーラーショップでリペアしてもらうため、僕はリーバイス ストア 大阪店に行ってきました!

 

リーバイス ストア 大阪店は、2階にザ リーバイステーラーショップが併設されています。

2階にいる店員さんにリペアの旨を伝えると、現在マスターテーラーの職人さんが別のカスタマイズでお客さんからヒアリング中とのことだったので、ソファに座らせてもらってしばらく待つことになりました。

 

ソファ近くには、カスタマイズされたデニムが飾られていました。良い感じにリペアされていてカッコ良い!

 

待つこと10分、前のお客さんとのヒアリングが終了し、僕の順番がまわってきました。

持ち込んだ2本のデニムのダメージ箇所を見てもらい、リペアの方法を1箇所1箇所相談しながら打ち合わせしていきます。

 

マスターテーラーの職人さんは、僕の話を聞きながらオーダーシートにリペアの内容をメモしていき、その場で見積もりを出してくれます。

ヒアリングは、2本で15分ぐらいかかりました。

見積もりしてもらった金額をその場で支払い、デニムを預け店を出ました。

 

リペアされて返ってくるのが楽しみです。

 

費用や修理期間はどれぐらい?

気になる費用は、2本のデニムで約30,000円でした。

1本目の501 66前期 ①が約8,000円、2本目の501 66前期 ②が約22,000円でした。

これを高いととるか安いととるか人それぞれでしょうが、街のジーンズリペアショップの相場と比較しても、リペア箇所から見てこれぐらいはかかるのではないでしょうか。

 

ただ、やはり2本目の501 66前期 ②はダメージの多さからも2万円越えとかなり高額な修理費用となってしまいました。

 

修理から返ってくるまでの期間は受付からおよそ40日間でした。

早めに仕上がれば、その前にお電話するとのことでしたが、電話がかかってきたのはお渡し予定日の前日の夜だったので、当初言われていた予定通りになりました。

 

リペア後のデニム

リペア完了の電話を受けて、リーバイス ストア 大阪店に再度訪問。

担当してくれたマスターテーラーの職人さんはおられなかったので、代わりにリーバイスの店員さんが対応してくれました。

リペアされた箇所を確認してデニムを受け取ってきました。

では、リペアされたデニムを1本ずつ見ていきましょう。

 

リーバイス 501 66前期 ①

前!

 

後ろ!

 

まず正面、右太もも付け根辺りにあった小さな穴が塞がれています。

 

裏側はデニム生地の当て布が縫い付けられています。

 

当て布がギザギザの形に切られていて可愛いです。

こういう見えないところもしっかりデザインを意識しているのがリーバイス公式のリペアならではではないでしょうか。

 

股部分にあった2つの穴もしっかり塞がっています。

 

股部分は一度解体してリペアした方が強度も上がるのですが、できるだけオリジナルの状態を維持したかったこともあり、無理を言って当て布での補強リペアにしてもらいました。

 

股部分の当て布は、先程の足部分の当て布より薄いデニム生地になっています。

多分、股部分なので生地が肌にゴワゴワと当たって擦れないように工夫してくれているのだと思います。

 

続いて後ろ側、左足にあった穴も塞がっています。

 

フロントポケットの内側、スレーキ部分は同色の白い布で補修されています。

 

と、こんな感じで破れていた箇所が丁寧にリペアされています。

 

リーバイス 501 66前期 ②

続いて、2本目の501 66前期 ②です。

こちらの方が破れも多くダメージがあったので、どんな風にリペアされているのか気になります。

 

前!

 

後ろ!

 

まずは股部分!しっかりと塞いでくれていますね。

 

裏側!先程のデニムと同じく股部分は解体せずに補強のみです。

 

後ろのざっくりと裂けていた股とお尻部分も綺麗に補修されています。

 

お尻部分のリペアは、本来であればバックポケットを一度解体して補修後、再度取り付ける方が見た目的にも強度的にも良いのでしょうが、できるだけ当時のオリジナルの状態を維持するのが目的だったので、バックポケットの上から補修してもらっています。

なので、バックポケットの黄色いステッチが補修糸でつぶれてしまっていますね。

これも僕が無理を言って聞き入れてもらった要望なので、本来であれば解体してリペアしてくれて、もっと綺麗な仕上がりになると思います。

 

生地が薄くなっていたお尻箇所もしっかり補強してもらいました。

 

お尻箇所は接着芯で補強されていますね。

 

破れていたフロントポケット内側もしっかり縫い付けられています。

 

ポケット内側のスレーキは解体しないとリペアできないので、ここは解体して穴を塞いでもらっています。

 

膝の破れは直さずそのままにしてもらっています。

 

おわりに

以上、「ザ リーバイステーラーショップ」のリペアについて紹介してきました。

実際にリペアしてもらいましたが、2本のデニムとも丁寧にリペアされており非常に満足のいく出来でした。

特に裏側の当て布がギザギザの形に切られていたりと、細かなところまでこだわられている印象を受けました。

 

さすが、リーバイス公式だけあって信頼のできるリペアサービスだと実感しました。

 

ただお店にもよりますが、このクラスのリペアは、街のジーンズリペアショップでもしてくれるところはあると思います。

オンラインでの受付もないですし、全国で対応している店舗もまだまだ少ないので無理に「ザ リーバイステーラーショップ」でリペアする必要もないのかなと思いました。

しかし、リーバイス公式のリペアを待ち望んでいた人にとっては最高のサービスであることは間違いないです。

 

ちなみに僕は、これからもデニムが破れた時は「ザ リーバイステーラーショップ」にお任せしようかなと考えています。

 

今回、僕がリペアしてもらった501はヴィンテージだったこともあり、あまりオリジナルからかけ離れたデザインのリペアは怖くてする勇気がなかったけど、現行の501をリジッドからガシガシ履き込んでボロボロになったらゴリゴリにリペアやカスタマイズするのも面白そうだなと思いました。

 

 

リーバイスが今季から掲げるテーマ“Buy Better, Wear Longer(良いものを、長く着よう)”といったコンセプトから「ザ リーバイステーラーショップ」に新メニューに「リペア」と「アップサイクリング」が追加されました。

これまでファッション業界は、衣類の大量生産・大量廃棄によって環境負荷が非常に大きい産業とし国際的に問題視されてきました。

しかし近年、環境負荷を考慮したサステナブル(持続可能)なファッションへの取り組みへと舵を取りつつあります。

そした中での「ザ リーバイステーラーショップ」の「リペア」や「アップサイクリング」のサービスはこれからの環境を考えた時に非常に良い取り組みだと思います。

 

お気に入りのデニムを修理して長く大切に履いていく。

とても素敵なことじゃないですか!

 

そんなこんなで「ザ リーバイステーラーショップ」のサービス、僕はかなりおすすめです!

 

ケンケン
破れてもリペアしてもらえる安心感があると、これからも気にせずどんどん履いていけるね!
長く大切に履くニャ
ノラじろう

 

おしまい 

 

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ケンケン

今までに飲んだことのない美味しいコーヒーが飲みたい! 究極の味、「伝説のブルースコーヒー」を探しています。 趣味が高じてコーヒーインストラクター 2級の資格を取得! コーヒーの他に、ファッション、ガジェットなどメンズのライフスタイルを中心にお役立ち情報をお届けします。

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