僕には愛用しているフライパンがあります。
かれこれ3年ぐらい使っている、タークの鉄フライパン!
タークはドイツで1857年に創業された100年以上も続く老舗の鉄フライパン会社です。
代々技術を受け継ぐ鍛治職人が、一つ一つ時間をかけて手作業で作っています。
出典: http://www.zakkaworks.com/turk/
このタークの鉄フライパン、鉄の塊から作っていくので非常に手間がかかります。
その為、お値段も少し張るのですが非常に使い勝手が良く、食材が美味しく焼けるので、この度もう一つ買い足しました!
そんな、タークの鉄フライパンをレビューしていきたいと思います!
目次
100年使えるタークの鉄フライパン26㎝を買い足した
5号 26㎝を選んだ理由
元々、僕が持っていたサイズは1号 18㎝で、目玉焼き一つ焼けるぐらいの大きさでした。
出典: http://www.zakkaworks.com/turk/fryingpan.php
小回りはきくけれど、たくさんの食材を焼くには不向きだったので、今回はフライパンとして標準的な大きさの5号 26㎝にしました。
左が1号 18㎝、右が今回購入した5号 26㎝です。
5号 26㎝は2、3人分の料理が調理できるので、1つあれば何かと活躍してくれるちょうど良い大きさです。
出典: http://www.zakkaworks.com/turk/fryingpan.php
焼きそばやチャーハンを作るのもこれぐらいの大きさがあった方が良いと思います。
鉄フライパンを購入したら最初にやるべき事 -シーズニング-
まず、鉄フライパンを購入したら、使用する前にシーズニング(焼き慣らし)をしなければなりません。
焼き慣らしとは、表面についている粒状の鉄を取り除いて、表面をなめらかにする工程の事で購入したばかりの鉄フライパンに行います。
ターク公式のサイトにシーズニングの手順が説明されているので、それに沿って行なっていきます。
まず、新品のフライパンには鉄粉やオイル、汚れが付着しているのでタワシと洗剤で洗っていきます。
表も裏もしっかり洗って、汚れが落ちて綺麗になりました。
鉄フライパンに洗剤を付けて洗うのはこのシーズニングの時のみです。
今後はお湯とタワシでの洗いになります。
理由は、鉄フライパンに油を馴染ませていく必要があるからです。
調理の度に油が馴染んでいき、表面がコーティングされ、食材が焦げ付かない鉄フライパンへと育っていきます。
油の馴染んだ鉄フライパンは、スクランブルエッグなんかも焦げ付かず綺麗に焼けます。
なので、洗剤で洗ってしまうとせっかくフライパンに馴染んだ油を落としてしまうことになります。
左が、3年使ったタークのフライパン。
油が馴染んで黒光りしていて風格もあり、良い感じに育っています♪
一方、購入したばかりのフライパンは黒というよりチャコール色でまだまだ油の馴染みもない新人君です。
と言うことでシーズニングの続き、オリーブオイルを垂らし油を馴染ませていきます。
塩、野菜くずを入れて弱火で炒めます。
持ち手にまで熱が伝わってきて熱くなるので、布巾を使います。
茶色に焼きつくまで弱火で熱します。
10分ぐらい熱したら、野菜くずを捨てて、お湯とタワシで洗い流します。
水気をキッチンペーパーなどで拭き取ります。
フライパンを火にかけて水気を飛ばしたら焼き慣らし完了です!
食材を焼いてみよう!
焼き慣らしも終わったので、早速料理したいと思います。
豚肉を炒めていきます。ジュージューとお肉の焼ける音が食欲をそそります♪
鉄フライパンは熱伝導性に優れているので、お肉の表面はパリッと焼け、中までしっかり火が通り美味しく焼けるのが特徴です。
野菜もシャキッとした歯ごたえのある調理が可能です。
ゴーヤチャンプルを作ってみました♪
やはり、5号 26㎝もサイズがあると、2、3人分の量でも余裕をもって作ることができます。
量が多くても、鉄フライパンなら食材一つ一つに均等に火が通っていて、保温性もあるので温かい料理をゆっくり楽しむことができます。
厚切りベーコンに万願寺とうがらし、ブロッコリーを塩胡椒で炒めたもの。
素材そのものを楽しむスタイル!良い感じに焦げもついて火加減もバッチリ!素材の味がシンプルながら美味しかったです。
また、鉄のフライパンで調理した料理で鉄分も摂取できるので鉄分不足も解消できます♪
タークのフライパンは見た目もおしゃれなのでそのままお皿としても使えます。
めんどくさがりな僕からするといちいちお皿に移さなくて良いのも嬉しいポイント。
使用後のお手入れ
使用後は、洗剤を使わずにお湯とタワシで汚れを落とします。
焦げ付いたり、どうしても匂いが取れない場合はフライパンに水を入れて沸騰させます。
沸騰させると、こびり付いた汚れや匂いも取れやすくなります。
洗い流したら軽く布巾で拭いて再びフライパンに火をかけて水分を完全に蒸発させます。
しっかり水分を飛ばしておくことによってフライパンの錆び防止になります。
タークのフライパンの持ち手の先端はフックになっています。
フックになっているので、キッチンに吊るしておくことができます。
水分を蒸発させた直後のフライパンは熱くて収納棚に入れるのは危険なので冷ます必要がありますが、吊るしておくことができるので温度を気にすることなく片付けることができます。
それに、吊るしてあるフライパンは洋食屋さんの厨房みたいでカッコ良いです。
使用後の手入れは以上ですが、最初のうちは保管時にフライパンにサラダ油やオリーブオイルを垂らしキッチンペーパーなどで全体に伸ばしてあげておくと使う時に油の層ができて焦げ付きにくくなります。
おわりに
以上、タークのフライパンを新しく買い足したというお話でした。
少し高価なフライパンではあるけれど、テフロンのフライパンみたいに消耗品ではなく、手入れをしっかりしておけば100年、もしくはそれ以上、子々孫々と受け継いでいけるほど耐久性のあるフライパンだと思います。
何度も買い替えたりせず、一生使えるのであれば長い目で見ると安い買い物のような気がします。
そして何より鉄フライパンで調理した料理は本当に美味しい!
もう普通のフライパンには戻れないです。
今後は、5号 26㎝でメイン料理を、1号 18㎝でちょっとした一品料理と使い分けていきたいと思います。
おしまい