SOUNDPEATS(サウンドピース)から販売されている「RunFree」。
耳を塞がずに音楽を聴くことができる、オープンイヤー型のワイヤレスイヤホンです。
インナーイヤー型やカナル型の耳に入れるイヤホンは圧迫感があって苦手!という人もいるかと思います。
そんな人に、このオープンイヤー型の「RunFree」は、魅力的なアイテムではないでしょうか?
この度、soundpeats(サウンドピース)さんから「RunFree」を提供していただいたので、オープンイヤー型のイヤホンをレビューしていきたいと思います。
オープンイヤー型のイヤホンって、
「着け心地は良いの?」
「音質は?」
「使い勝手は?」
など気になる点も多いよね
目次
オープンイヤー型 ワイヤレスイヤホン「RunFree」レビュー
SOUNDPEATS(サウンドピース)はどこの国のメーカー?評判は?
「RunFree」をレビューする前に、まずは販売元であるSOUNDPEATS(サウンドピース)というメーカーについて、解説します。
SOUNDPEATS(サウンドピース)は、2010年に中国で設立されたオーディオメーカーです。
日本やアメリカを中心に30以上の国で、Bluetoothイヤホンを販売しています。
クリアな音質とシンプルな工業デザインで2000万人を超える音楽愛好家に愛用されています。
国内最大級を誇るオーディオビジュアル機器アワード(VGP)金賞を受賞するなど、日本での評価も高いです。
さらに、世界的に権威ある賞とされる「レッド・ドット・デザイン賞」も受賞しています。
このように、信頼・実績のあるメーカーであることから、「RunFree」にも期待が持てます。
開封!製品の仕様 スペック・デザイン
ということで、開封していきます。
箱には、「VGP 2023 SUMMER 金賞・企画賞」入賞のシールが貼られています。
SOUNDPEATS(サウンドピース)のイヤホンの多くは、オーディオビジュアル機器アワード(VGP)金賞を受賞しており、「RunFree」も例外ではありません。
中には、RunFreeイヤホン本体、Type-C充電ケーブル、日本語取扱説明書が入っています。
製品名 | SOUNDPEATS RunFree |
ヘッドホン型式 | オープンイヤー型 |
サイズ | 13.43 x 10.74 x 4.83cm |
重量 | 31g |
充電ポート | USB-C |
防水規格 | IPX4 |
連続使用可能時間 | 14時間 |
カラー | ブラック |
価格 | 6,680円 |
保証 | 1年 |
本体は、ネックバンドタイプのイヤホンです。
バンドはシリコーン素材でやわらかく、折り曲げても大丈夫です。
防水規格はIPX4と、「生活防水」の最高レベルです。
シャワー程度であれば、十分水の侵入を防いでくれます。
イヤースピーカーは、16.2mmのダイナミックドライバーを搭載。
イヤホンの先端にマイクがあるので、電話やオンラインミーティングにも使えます。
電源ボタン再生/一時停止、音量、曲送りなどは物理ボタンで行います。
充電ポートは、USB Type-Cです。
使用レビュー
ここからは、「RunFree」を実際に使ってみて感じたことをまとめていきます。
耳への圧迫感がなく長時間使ってもしんどくならない
RunFreeは、耳にイヤホンを入れるのではなく引っ掛けることから、耳への圧迫感がありません。
また、本体重量も31gと軽量なので長時間使ってもしんどくなりません。
メガネをかけながらでも問題なく使用することができます。
オープンイヤー型のイヤホンでありながら、迫力のある音
RunFreeで気になる点は、やはり音質ではないでしょうか?
オープンイヤー型のイヤホンということで、音に迫力や臨場感はあるのでしょうか?
結論から言うと、オープンイヤー型のイヤホンでありながら、迫力のある音を楽しむことができます。
イヤホンとしては大きめなイヤースピーカー、16.2mmのダイナミックドライバーを搭載し、『ラムダ型音響空間』と 呼ばれる特殊設計により、 音の伝播経路を変えることで迫力と量感のある低音再生を実現しています。
ドラムやベースの低音に重量感があって、安定したパワフルなサウンドを楽しむことができます。
ただ、インナーイヤー型やカナル型の耳に入れるイヤホンと比べると、密閉感は弱い印象を受けました。
構造上、当然ですが、RunFreeは耳の近くにスピーカーを置いて聴いているような感覚です。
音楽だけに集中したい!没入感のある音楽を楽しみたい!って人はインナーイヤー型やカナル型の耳に入れるイヤホンの方が良いかもしれません。
とはいえ、RunFreeは周囲の環境音も聞けるので、安全性があり外で使う場合も安心です。
そういった点で、RunFreeは環境音も聞きつつ、迫力のある音楽が楽しめるので、ジョギングなど使い方次第で重宝しそうです。
持ち運びにはやや不向き?
RunFreeは、ネックバンドと一体型であることから、パンツのポケットに入れることができません。
イヤホンですが、ヘッドフォンの部類に近い商品だと思います。
そのため、持ち運ぶ場合は、RunFreeを入れるカバンが必須になります。
普段カバンを持たず、手ぶらで出歩く人には、RunFreeは不向きかもしれません。
連続14時間再生で、長時間音楽を楽しめる
RunFreeは、連続14時間再生と一度の充電で長時間音楽を楽しむことができます。
充電ケース込みで何十時間と音楽を楽しめるものはありますが、イヤホン単体で連続14時間再生できるのは心強いです。
大音量で音楽を聴くときは、音漏れに注意!
RunFreeは、オープンイヤー型であることから、インナーイヤー型やカナル型に比べて音漏れはしやすいです。
参考までに、iPhoneで音楽を聴いた場合、音量の6割ぐらいまでであれば音漏れしませんでした。
それ以上になると音漏れするので、大音量で音楽を楽しみたい人は注意が必要です。
屋内であれば、音漏れしない6割ぐらいの音量でも、十分音に迫力があり音楽を楽しむことができます。
しかし、屋外は環境音もあり、6割ぐらいの音量では少し物足りなく感じました。
屋外の場合は、音漏れしていても気づかれにくいので、僕は6割以上の音量にしています。
マルチポイント機能で、2台同時に接続可能
RunFreeは、マルチポイント接続が可能です。
スマートフォンやPCなど複数の端末との2台同時接続や、切り替えることができます。
やろうと思えばスマートフォンで音楽を聴きながら、PCでYouTubeを観るなんてこともできちゃいます。
スマートフォンやPCなどの端末を、ストレスなく即座に切り替えられるので、複数の端末を常に使っている人には、ありがたい機能です。
アプリで電池残量確認やイコライザー(EQ)カスタマイズで自分好みの音にできる
SOUNDPEATS(サウンドピース)専用のアプリでRunFreeの電池残量確認やイコライザー(EQ)カスタマイズで自分好みの音に調整できます。
プリセットも用意されているので、曲に合わせてモードを変えることもできます。
またゲームをする場合、「ゲームモード」のON・OFFの設定ができます。
「ゲームモード」をONにすると、音の遅延を軽減してくれます。
「ゲームモード」で、反射力を必要とするゲームをしてみましたが、音の遅延を気にすることなくプレイすることができました。
RunFreeは、専用アプリがなくても使用できますが、インストールしておいた方が、イヤホンの細かな設定ができるので便利です。
物理ボタンは使いにくい
RunFreeの物理ボタンは小さくて、ボタンの間隔も狭いことから押しにくいです。
イヤホン装着時は、ボタンが見えないので、電源ボタンを押しているつもりが、音量+ボタンを押していたといったミスも起こりやすいです。
この辺りは、ボタン式でななくタッチ式にしてほしいなと思いました。
個人的にRunFreeおすすめの使い方
RunFreeを使ってみた感想を一通り述べてきましたが、ここからは、僕個人のおすすめの使い方を3つ紹介します。
ジョギングなどの運動に
RunFreeおすすめの使い方、1つ目はジョギングなどの運動での利用です。
RunFreeは、オープンイヤー型で耳への圧迫感がなく31gと軽量なため、着けているのを忘れるほどです。
耳にしっかりと固定されてズレることもありません。
防水規格もIPX4あるので、汗や雨に濡れても大丈夫です。
耳が塞がれないことから、環境音も聞こえるので、ジョギングなどの運動での利用に適しています。
家族がいるリビングで、音楽や動画が見たいときに
RunFreeおすすめの使い方、2つ目は家族がいるリビングで、音楽や動画を観たいときの利用です。
家族と生活している場合、スマートフォンで音楽や動画が観たくても、音を聞かれたくないこともありますよね。
そんなときに、RunFreeはメガネをかけるように気軽にサッと取り出して音楽や動画を誰にも聞かれず視聴できます。
インナーイヤー型やカナル型のワイヤレスイヤホンを、充電ケースから取り出して、片耳ずつ装着して.......といったわずらわしさもありません。
オープンイヤー型で周囲の音も聞こえるので、家族に話しかけられても、イヤホンを外すことなく受け答えできます。
寝る前の動画の視聴時に
RunFreeおすすめの使い方、3つ目は寝る前の動画の視聴時での利用です。
寝る前に動画を観ながら寝られる方もおられるのではないでしょうか?
僕もそのひとりで、YouTubeを観ながら寝落ちするのが習慣になっています。
家族と一緒に寝る場合、周囲に音が聞こえないように、イヤホンは必須になるかと思います。
しかし、インナーイヤー型やカナル型のイヤホンは、寝ながら利用する際、枕側の耳が圧迫されて痛くなってしまいます。
ところが、RunFreeはオープンイヤー型であることから枕側の耳も圧迫されず、痛くなりません。
耳に負担がかからないなため、寝ながらにして快適に動画を視聴できます。
おわりに
以上、「RunFree」についてのレビューでした。
今回、soundpeats(サウンドピース)さんから提供していただいた商品ではありますが、RunFreeを一通り使わせてもらい、僕はかなり気に入りました!
オープンイヤー型のイヤホンを初めて利用しましたが、耳に圧迫感を与えず音楽を楽しめるのが、ここまで快適だとは知りませんでした。
正直、この快適さを知ってしまうと、インナーイヤー型やカナル型のイヤホンには戻れないかも、、、
ボタンが押しにくかったり、持ち運びに不向きといった点もありますが、使い方次第では唯一無二のイヤホンになると思います。
「個人的にRunFreeおすすめの使い方」でも述べたように、僕はかなり重宝しそうです。
おしまい