ジーンズと言えばリーバイス!リーバイスと言えば501!501と言えば66前期!!
ヴィンテージリーバイスが無性に欲しくなり、リーバイス501の66前期を購入しました!
最近、501の66前期も価格が上がってきているので、買える時に買っておこうと思い購入!価格は約3万円でした。
バキバキに入ったヒゲがあまり好みじゃないのでこれぐらいのうっすら入ったヒゲがお気に入りポイント。
右ポケット付近に小さな穴が空いています。ここは、おいおいリペアするつもりです。
後ろは、全体的に均一の色落ちをしています。
色落ちして薄いブルーに仕上がっているのが良い感じ♪夏に履きたくなる一本!
そんな、リーバイス501 66前期の特徴とレビューをしていきたいと思います♪
リーバイス 501 66前期 ヴィンテージの特徴と購入レビュー!の巻
501 66前期って何??
リーバイスのヴィンテージは基本的には1976年以前のものを指します。
その理由は、1976年以降は同じ501でも色落ちに違いが出てきたからです。
1976年以前のデニムは「縦落ち」と言って縦に色が落ちていくのが特徴的ですが、1976年以降は全体的にのっぺりとした色落ちをするのが特徴的です。
なので、この辺りを界にヴィンテージかそうでないか区別されています。
66前期は、1973年頃から1976年頃まで製造されていた501の事を言います。
つまり、66前期はヴィンテージリーバイス最後のモデルという事です!
ヴィンテージリーバイスを年代別に分けるとこんな感じ!
[リーバイス年代別 モデル]
・1942年〜1946年 【501XX 大戦モデル】
・1946年〜1966年 【501XX XXモデル】
・1960年代後半〜1973年 【501 ビッグEモデル】
・1973年〜1976年 【501 66モデル 前期】 ←僕が買ったのはこれ!
〜〜〜ここまでがヴィンテージリーバイス〜〜〜
・1976年〜1981年 【501 66モデル 後期】
・1981年〜1986年 【501 赤耳モデル】
・1986年〜2003年 【501 USA製レギュラーモデル】
・2003年〜現在 【501 現行モデル】
66前期は他のヴィンテージ501に比べて一番新しく(と言っても50年ほど前)まだまだ球数も多く、価格も物によっては安く手に入れられることからヴィンテージ初心者にも買いやすい人気のモデルです。
ただ、最近ではセルビッジが使われていた86年までの”赤耳モデル”が最後のヴィンテージと言う人や、2003年に閉鎖されたアメリカの工場で生産されていた"USA製レギュラーモデル"が最後のヴィンテージと言う人など、人によって501のヴィンテージについては様々な解釈があります。
一概に501と言っても年代によって呼び名が変わったり仕様やデザインが微妙に違うのが501の面白いところでもあり、今なお人気の理由だと思います。
そんな中で、今回僕が購入した501 66前期の特徴について解説していきたいと思います。
501 66前期の特徴
フラッシャー
まずは、66前期が66前期と呼ばれる由縁、それはフラッシャーにあります。
当時(1973年〜1981年辺り)の501を新品で購入した時に付いてくるフラッシャー。
その、フラッシャーに”©︎1966”と表記されていた事から66モデルと言われるようになりました。
なので、てっきり1966年に作られたモデルかと思いきやフラッシャーに”©︎1966”と表記されていたことから66モデルと言う名前がついたんです。
70年代に作られたモデルなのに66モデル。ややこしいですね。
トップボタン裏
リーバイスのトップボタン裏には数字やアルファベットが刻印されています。
刻印は製造工場や地域を判別するために入れられており、66前期には数字の「6」が刻印されています。
「6」は、テキサス州のパルパソ工場で製造されていたもののようです。
パッチ
次にパッチです。
66モデルは紙パッチになります。
残念ながら僕が買った66モデルは経年により文字が消えてしまっていて読むことができませんでした。
本来であれば、パッチの左下に”CARE INSUTRUCTION INSIDE GARMENT”(内側の洗濯表示タグを見なさい)と表記されています。
内タグ
と言うことで続いて洗濯表示タグを見ていきます。
表側は「洗うと8%縮むよ!」て事が記載されています。これが、赤耳モデルになると10%の縮率に変わります。
また、本来であればこの文言の下にW(ウエスト)とL(レングス)が表示されているのですが、消えてしまっています。
内タグ裏側には製造年と製造工場が表示されています。
一番下の3つの数字がそうなんですが、こちらも消えかけていて判別不能です。
通常は、このように数字が表示されます。
左から順に「製造月」、「製造年」、「工場番号」となります。
なので、このタグなら1975年 10月に 工場番号6(テキサス州のパルパソ工場)で製造されたものと言う事が分かります。
バックポケット裏
バックポケット裏のステッチはシングルステッチになります。
これが66後期になるとチェーンステッチに変更されます。
なので、同じ66モデルで前期と後期を判別するのに最も簡単な方法がこのバックポケットのステッチを見る事です。
赤タブ
66モデルの赤タブは「スモールe」になります。
スモールeとは、赤タブに表記されているリーバイスの社名が「Levi's」と小文字のeになっているものを指します。
66モデル以前は「ビッグE」と言って赤タブに「LEVI'S」と大文字で表記されていました。
ただし、66モデルでも初期の頃は「ビッグE」の赤タブのものも存在します。
クロカン
バックポケット付け根の補強部分。
ここが、66モデルは黒い糸でカンヌキ留めされています。
セルビッジ(赤耳)
66モデルは、セルビッジ(赤耳)です。
通常であれば、赤いラインが入っているんですが、色落ちして消えてしまっています。
リーバイスのセルビッジ(赤耳)は、1986年に製造が終了します。(復刻などを除いて)
501の裾をまくってセルビッジ(赤耳)がチラリと見えるのがまた良い感じ♪
裾裏のチェーンステッチ
裾裏はチェーンステッチになっています。
裾裏がチェーンステッチだと特有のうねりのある激しい色落ちをします。
このチェーンステッチも時代と共にシングルステッチへ移行していきます。
縦落ち
この時代の501は綺麗な縦落ちをします。
これは、均一にデニムを織ることのできなかった時代の産物とも言われています。
66前期以降、デニムは縦落ちしなくなります。
66前期と90年代の501レギュラーの色落ちを比較すると分かりやすいかもしれません。
左が501 66前期 右が501 90年代レギュラー
66前期はデニム生地に縦のスジが入ったくっきりとした色落ちをしているのが分かるでしょうか?
一方、501 90年代レギュラーはのっぺりとした色落ちをしています。
この辺りは、好みなので90年代レギュラーの色落ちが好きな人もいると思います。
僕はどちらの色落ちも好きです。
ただ、縦落ちは均一にデニムを織ることができなかった為にできた色落ちなので、そこに付加価値が付いて価格が上がっているのも事実です。
着用してみたぞ!
シルエット
66前期辺りから現在の501のシルエットが確立されたと言われています。
それまで作業着としてのイメージが強くストレートシルエットだった501ですが、ファッションとしても履けるよう僅かにテーパードのかかった足元にかけてすっきりとした仕様へと改良されていきます。
実際に履いてみるとこんな感じ!
僕はゆったり履きたかったのでワンサイズ大きいサイズにしました。
下にかけて僅かにテーパードがかかっているんですが、ダボついていて少し分かりにくいです。
ワンロールするとテーパードがかかっているのも分かりやすいかも。
今のトレンド的に足元をすっきりとさせたこちらの方が僕は好みです♪
50年前のジーンズですが、今でも十分違和感なく履けるシルエットじゃないでしょうか。
アメリカブランドのリーバイスには同じくアメリカブランドのコンバースUSAのCT70を合わせてド定番なアメカジスタイル♪
CT70は、70年代の復刻オールスターなので、同じ70年代の66前期と合わせると気分もうは70年代です!
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シルエットも今の僕好みでかなり気に入りました。
501は定番のアイテムだからこそ何にでも合わせやすくこれから重宝しそうです。
おわりに
以上、リーバイス501 66前期の特徴と購入レビューでした。
近年、リーバイスのヴィンテージは良い状態のものが減ってきており、価格も上がってきています。
今後、ヴィンテージデニムの価値がどうなっていくかは分かりませんが、買える時に買っておいた方が良いような気がします。
その中では、66モデルはまだまだ探せばリーズナブルな価格で手に入れることができます。
ヴィンテージデニムの入門として、66前期はおすすめです。
あとで、後悔しないためにも買える時に買っておこう!
おしまい
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