初代G-SHOCK「DW-5000C」をはじめ、レストア(修復)サービスが期間限定で復活
カシオ計算機が、耐衝撃性で知られる人気ウォッチ「G-SHOCK」の特別なレストアサービスを2023年12月5日から開始すると発表しました。
出典: CASIO
「G-SHOCK」初代モデルなどポリウレタン素材が使われている時計は、経年により加水分解を起こし劣化が発生してしまいます。
加水分解を遅らせる方法もありますが、寿命が延びるだけで加水分解の魔の手から逃れることはできません。
しかし今回の、このレストアサービスは、長年の使用で加水分解により損傷したパーツも、新たな命が吹き込まれて復活します。
このサービスは、特に初代モデルなど古いG-SHOCKを持つユーザー向けで、専用のウェブサイトを通じて申し込みが可能です。
レストア作業では、バンドやベゼルの交換が行われ、新技術「光成形技術」を用いてこれらの部品が再製造されます。
出典: CASIO
スタッフによる丁寧な手作業によって組み立てられます。
2018年に初代「DW-5000C」のレストアサービスを開始した際には、大きな反響を呼びました。
今回のサービスでは、1983年発売の「DW-5000C」を含む「5600」シリーズの初代モデル「DW-5600C」など、合計8機種の修復が可能です。
修復された時計は、G-SHOCKの生みの親である伊部菊雄氏の特別メッセージが入ったスペシャルパッケージで返却されます。
出典: CASIO
サービスの詳細は以下の通りです。
受付期間:2023年12月5日から2024年2月29日まで(申し込みが多数の場合は早期終了の可能性あり)
申し込み方法:専用ウェブサイト(https://auth.casio-intl.com/api/connect/v1/authz)
対象モデル:DW-5000C、WW-5100C、DW-5200C、WW-5300C、DW-5600C、DW-5800C、DW-1983、SWC-05
料金:1万560円(返却送料別)
サービス内容:ベゼル、バンド、電池の交換(黒の樹脂色、グレーの色埋め色のベゼルのみ)
加水分解しない初代「DW-5000C」
「DW-5000C」のレストアサービスについて紹介しましたが、実は加水分解しない初代「DW-5000C」というものが存在します。
それが「GMW-B5000TB」です。
GMW-B5000TBは、カシオのG-SHOCKシリーズのフルメタルスクエアモデルです。
このモデルは、1983年にデビューした伝説の初代「DW-5000C」にインスピレーションを得ており、チタン素材の採用により軽量化を実現しています。
ケースからバンド、ベゼル、背面、そしてボタンに至るまで、チタンが使用されています。
出典: 楽天市場
GMW-B5000TBは、初代モデルのデザインを忠実に再現しつつ、時計としての品質を高めるためにサファイアクリスタルなどの高級素材も採用しています。
限定生産モデルだったこともあり、現在在庫が少なくプレ値がついていますが、気になる人はこちらもチェックしてみてはいかがですか。
G-SHOCKがレストアサービスやフルメタル化で、長く時計が使えるようになるのは嬉しいですね。
おしまい