さて、コーヒーインストラクター検定 2級の受講申し込みから3ヶ月、ついに受講日当日がやってきました!
コーヒーインストラクター検定ってなに?って方や、申し込み方法については以前の記事で説明しているんで良かったら読んでね。
目次
タイムスケジュール
講習会のタイムスケジュールです。
9:20 | 受付開始 |
9:45 | オリエンテーション |
10:00 | 講習会 |
16:30 | 講習会終了 質疑応答(試験案内) |
17:00 | 終了 |
2級のコースでは、
・対面販売でお客様に接する際に必要な知識
・一般の消費者の方がコーヒーを買うにあたって知っておいた方が良いと思う知識
を学ぶことになります。
時間割別にコーヒーのテーマを分けて授業が行われます。
(間10分休憩や1時間の昼休憩あり。)
1時間目 「一杯のコーヒーができるまでの概要」
2時間目 「商品名からコーヒーを理解する」
~昼休憩~
3時間目 「ここまでの復習 & 風味からコーヒーを理解する」
4時間目 「コーヒーを美味しく淹れるために」
5時間目 「コーヒーの美味しさを保つために」
質疑応答
1授業平均1時間ぐらいの授業内容で、朝から夕方までみっちりコーヒーについて学ぶことになります。
受講会場へ~受付
僕は、「京阪神会場(神戸)」を受講会場に選択していたので電車で神戸に向かうことに!
受講会場は神戸の岩屋駅で下車して、徒歩2分のところにあるシマブンコーポレーションというビルです。
4階にあるシマブンホールで講義は行われます。
受付は朝の9時20分からです。
受付を済ませて指定された席に座ります。
ざっと見た感じ受講者は50人ぐらいでしょうか。
男女半々ぐらいの割合で年齢は結構バラバラ、20代と30代が多い印象です。でも40代、50代の方もちらほらいます。
受付でもらったスプーン。
2級では使わないけれど1級の実技のカップテストの時に使うみたい。
1級の資格も取る方は、大事に保管しておきましょう。
9時45分より15分のオリエンテーションの後、10時より授業開始!
あまり授業内容を細かく書きすぎてもいけないと思うので、大まかにざっくりまとめてみます。
1時間目 「一杯のコーヒーができるまでの概要」
【一杯のコーヒーができるまでの概要】
まず1時間目は教科書の一番最初のページに載っている写真を見ながら一杯のコーヒーができるまでの概要を学びました。
他にはコーヒーベルトの位置関係やコーヒー豆の品種、アラビカ種とカネフォラ種のコーヒーを飲み比べるカップテストなどがありました。
カップテストのアラビカ種はフルーティーな香りで、すっきりした口当たり、爽やかで酸味があり、いつも飲んでいるコーヒーといった印象でした。
一方、カネフォラ種は豆の匂いが強く(なんとなくトウモロコシのような香り)で麦茶のような味であまり飲んだことのないコーヒーの味でした。
2時間目 「商品名からコーヒーを理解する」
【商品名からコーヒーを理解する】
- コーヒーはどのような国でどのようにして作られているのか
- NO.2、SHBなどの記号の意味するもの
- 付加価値の付いたコーヒー
- 焙煎方法、焙煎度を理解
- ブレンドコーヒー
2時間目は、コーヒーの格付けのタイプや、スペシャルティコーヒーなど付加価値の付いたコーヒーの種類や焙煎方法、ブレンドコーヒーの定義などを学びました。
また、カップテストで浅煎りと深煎りのコーヒーの飲み比べをしました。
これは、色味からも違いが分かりやすく浅煎りは色味が薄く酸味は強め、深煎りは色味が濃く苦味も強いといった印象です。
3時間目 「ここまでの復習 & 風味からコーヒーを理解する」
【ここまでの復習 & 風味からコーヒーを理解する】
・種、コーヒー生産国
・生産方法による違い
3時間目は、ここまでの復習と風味からコーヒーを理解する授業でした。
カップテストで、同じアラビカ種でも水洗、非水洗式のコーヒーを飲み比べました。
水洗式アラビカ種にコロンビアのコーヒー、非水洗式のコーヒーにブラジルのコーヒーを飲みました。
今までのカップテストの中では一番違いが分かりにくかったですが、コロンビアは爽やかですっきりした味わいでした。
一方、ブラジルはなんとなく穀物臭がしてまるく柔らかい味わいでした。
4時間目 「コーヒーを美味しく淹れるために」
【コーヒーを美味しく淹れるために】
- 焙煎度、焙煎方法による風味の違い
- ブレンドによる風味の違い
- ミルを選ぶ
- 抽出の原理を理解する
4時間目は、焙煎による風味の違いやプレミックス・アフターミックスのブレンド方法の違い、ミルの種類やコーヒーの味を変える要因や、浸漬・サイフォン・ドリップなどの抽出方法の種類について学びました。
5時間目 「コーヒーの美味しさを保つために」
【コーヒーの美味しさを保つために】
- 焙煎後のコーヒーの変化を理解する。
- 包装方法
- 保存方法を考える
- 抽出液の変化を考える
5時間目は、焙煎後のコーヒーの変化やその要因、包装方法や保存方法、抽出液の変化やフードファディズム、インスタントコーヒーとリキッドコーヒーの種類や製造方法のタイプについて学びました。
また、カップテストで新しいコーヒーと1年前の古いコーヒー豆で淹れたコーヒーを飲み比べました。
1年前の古いコーヒー豆で淹れたコーヒーは豆臭くて油の回った重い味でとにかく不味かったです。
ちなみに、1年前の古いコーヒー豆であることは飲んだ後にネタばらしされます。
質疑応答
最後に、10分ほど質疑応答の時間がありました。
全国の会場での質疑応答が公式ホームページに搭載されるみたいなので気になる人はそちらをチェックして下さい。
おわりに
以上、コーヒーインストラクター検定 2級を受講してきた話でした!
一杯のコーヒーができるまでの行程や、コーヒー豆の産地、抽出方法など基礎的な内容を学んできました。
元々、教科書の「コーヒー検定教本」には書かれていない内容のことも多く学べたので非常に勉強になりました。
カップテストもあまり経験できないコーヒーの味比べができて良かったです。
特にアラビカ種とカネフォラ種のコーヒーを飲み比べるなんてこともなかなかない機会ですもんね。
やはり、ネットや本だけでは学べないことが講習では体験できると感じました。
とりあえず、今日学んだことをしっかり復習して来月の試験に備えたいともいます。
つづく