僕が4年使っているお気に入りのボストンバッグがあります。
それが、フィルソン(FILSON)のスモールダッフルバッグです!
アメカジ好きならフィルソンを一度は耳にしたことがあるかもしれません。
アメリカで100年以上続く老舗ブランドです。
そんなフィルソンのスモールダッフルバッグをかれこれ4年使ってきて良かったところも悪かったところも見えてきました。
なので、今回はフィルソンのスモールダッフルバッグの4年使用した上での徹底レビューをしていきたいと思います。
目次
フィルソン スモールダッフルバッグ(ボストン)を徹底レビュー!4年使った感想!
フィルソンってどんなブランド?
フィルソン(FILSON)は、1897年にアメリカのワシントン州シアトルで創業されました。
当時、ゴールドラッシュ(金の採掘)に挑む男たちの為に頑強なウェアを生産していました。
ゴールドラッシュ当時の写真
出典: https://fil-lounge.com/history-of-filson/
そして、創業者が掲げた「どうせ持つなら最上のものを」といった言葉通り、最上の天然素材と妥協のない設計・縫製で優れた品質、耐久性のある商品が数多く生産され、FILSONのマークは信頼と同義語であるとまで言われるようになりました。
海外セレブにもフィルソンのファンは多く、あのトム・クルーズや、
出典: https://www.pinterest.jp/pin/810577632902941608/
007のダニエル・クレイグなど数多くの海外セレブから愛用されています。
出典: https://celeby-media.net/I0000041
また、ジュリア・ロバーツ主演の映画、「食べて、祈って、恋をして」にフィルソンのダッフルバッグが登場したり、
ライアン・ゴズリング主演の映画「DRIVE」にも登場したりと映画の小道具としても大活躍!
出典:「DRIVE」
そして、フィルソンはカバンの他にジャケットや、ベスト、ワークパンツなどなど様々なアウトドア衣類を販売していますが、その中でも特に人気なのがこのダッフルバッグ(ボストン)なんです!
フィルソン スモールダッフルバッグのスペック
それでは、フィルソン ダッフルバッグのスペックを見ていきましょう。
サイズやカラーは?
ダッフルバッグのサイズはスモール、ミディアム、ラージの3種類があります。
スモールで、長さ45.5㎝、幅28㎝、高さ25.5㎝の大きさです。
ショルダーストラップ付き。
ショルダーストラップはサイズ調整が可能です。
取り外しもできます。
肩がけするとこれぐらいのサイズ感です。
手持ちのサイズ感。
大きすぎず小さすぎずと言った所でしょうか。
持ち運ぶのにちょうど良い大きさです。
カラーはタン、オッターグリーン、ネイビー、ブラウン、ブラックの5色展開!! (シーズンによってカラーの種類は変わる場合があります。)
ちなみに僕はカラー、タンを選びました。
出典: https://ameblo.jp/filsongear/entry-12139420931.html
バッグに使われている素材は?
フィルソン ダッフルバッグは、ラギッドツイルとブライドルレザーと真鍮を使ったバッグです。
ダッフルバッグの生地は22オンスの厚手コットン、ラギッドツイル。
非常に丈夫で、撥水加工や耐摩擦性にも優れているフィルソンの定番素材。
ストラップや、補強部分にはブライドルレザーを使用。
元々、乗馬に使う馬具のために作られた革だけあって耐久性に優れています。
金具部分には真鍮が使われています。
ファスナーもYKKの真鍮製でフィルソン特別仕様!
こだわり抜かれた品質の良い素材が採用されていて、一つ一つが丈夫です。
容量は?どれぐらい入るの?
容量はスモールサイズで、33L!
500mlのペットボトル1本入れてこんな感じ!
2、30本は入りそうな容量です。
2泊3日ぐらいの旅行なら余裕で荷物が入ります。
僕は出張の時にこのダッフルバックをよく利用していますが、出先で洗濯できる環境があれば、衣類も減らせるので1週間だろうが2週間だろうがこの鞄一つで永遠に生活できます。
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使っていて良かったところ
ここからは、4年間使っていて見えてきた良かったところや悪かったところを挙げていきたいと思います。
まずは良かったところ!
楽しめる3つの経年変化
出典: https://matome.naver.jp/close
フィルソン ダッフルバッグで使われているラギッドツイルとブライドルレザーと真鍮、これら3つの素材は使い込んでいくとそれぞれ味わいが増し、経年変化を楽しむことができます。
厚手コットンのラギッドツイルは使っていくと生地自体が柔らかく、しなやかに変化していきます。
また、生地に撥水の為にオイルド加工がされており、このオイルを定期的に塗ってメンテナンスしていくことで味が出てきます。
オイルはフィルソン公式から販売されています。
僕の鞄はまだまだペーペーですが、先人達の使い込まれた鞄の生地はエイジングが進んでカッコ良いです。
出典: https://www.pinterest.ca/pin/410390584777016199/
持ち手などに使われているブライドルレザーには、シワが入り色も深みが増してきました。
購入したばかりの頃の写真、だいぶレザーが綺麗です。
こうやって昔の写真と比較するとレザーも経年変化しているんだなと実感します。
底面の補強部分のレザーは擦れて小傷ができていますが、これはこれで味があってカッコ良い!
金具の真鍮も輝きは無くなり、黒ずんできました。渋い!!
このように使い込んでいくと、新品の時とはまた違った表情を見せるのがフィルソン ダッフルバッグの楽しいところです。
リペアなどのアフターサービスがしっかりしていて一生使える
フィルソンで生産された全ての商品は、生涯保障されています。
もし、使っているうちに故障した場合、公式にてリペア(修理)してくれます。
故障しても、リペアしてもらえるのは心強くて安心できます。
出典: https://www.filson.com/blog/profiles/filson-restoration-department-and-workshop/
元々、質実剛健で耐久性のあるフィルソンの商品ですが、生涯保障でリペアまでしてくれることから、本国アメリカでは親から子、孫へと受け継がれていくこともあるそうです。
使っていて悪かったところ
続いて、使っていてここは使い勝手がイマイチだなと感じた悪かったところを挙げていきたいと思います。
重い
フィルソンのダッフルバッグは、肉厚のコットンなど耐久性のある素材が使われているだけあって重量もそれなりにあります。
スモールサイズで約1.2kgの重さです。
鞄は個人的に800g前後が扱いやすい重さだと思うので、それよりは少し重いかなといった印象です。
実際使っていても、鞄に荷物を多めに入れているとかなり疲れます。
リュックのように両肩で支えるのではなく片手、もしくは左右どちらかの肩で荷物を持つことになるので負担もそれなりにかかります。
そういった理由から長時間多くの荷物を入れて街をブラブラするなどの用途にはあまり向いていません。
出張帰りに鞄を持ったまま街で何度か買い物をしたことがありますが、鞄の持ち手や肩がけの場所を左右定期的に変えてあげないと重さの負担がかかって正直しんどいです。
目的地に向かう分には(車や電車での移動)負担も少ないですが、ブラブラするとなると疲れてきます。
なのでダッフルバッグの使い方としては、現地の宿泊先に置いておいて、現地でブラブラする場合は移動用に別の小さい鞄を使う方が良いと思います。
もし、長時間街でブラブラしなければならない場合、僕はコインロッカーに預けて行動しています。
利便性が良くない
フィルソンのダッフルバッグは、利便性があまり良くありません。
例えば、メインの収納部分にアクセスするのにも少々手間がかかります。
アクセスするには、まず持ち手のグリップを外して、、、
チャックに覆いかぶさっている蓋に付いているボタンを外して、、、
チャックを開けて、ようやく収納部分にアクセスできます。
つまり、物の出し入れに毎回3つのアクションを行わなければなりません。
これが毎回となると結構面倒です。
また、収納場所もメインのみで、他に収納できる別ポケットなんかもありません。
区分け箇所も、メイン収納のサイドに1つずつ小さなポケットがあるぐらいです。
PC入れのポケットや、ペットボトル入れなどの気の利いた収納場所はありません。
ただただ、荷物はメイン収納にまとめて入れるのみ!
ある意味潔く、機能面を削ぎ落としたシンプルな鞄と言えば鞄です。
おわりに
以上、フィルソンのスモールダッフルバッグの4年使用した上での徹底レビューでした。
正直、重かったり利便性が悪かったりと使い勝手は悪いです。
ただ、何十年とスタイルを変えずに売られているフィルソンのダッフルバッグに軽さや利便性を求めるのはそもそも間違っているような気がします。
収納部分にすぐにアクセス、PC入れやペットボトル入れ、ポケットがいっぱいある鞄が欲しければアウトドアブランドの最新バックパックを選んだ方が良いです。
フィルソンのダッフルバッグに求めるものはそこではなくて、丈夫で生涯保障の鞄だからこそ長ーい間使うことができる安心と耐久性です。
そして、使っていけばアジが出て自分だけの鞄へとエイジングされていく。。。
使い込まれたフィルソンのダッフルバッグは、他の鞄では醸し出せないオーラや貫禄があります。
その鞄が、親から子、孫へと受け継がれてでもいこうものなら、またそれもロマンのある話じゃないでしょうか。
そこには軽さや利便性などを超越したまた別の良さがあるように思います。
とまぁ、フィルソンのダッフルバッグは、そんな面倒臭い考えに共感できる人におすすめの鞄です!(笑)
おしまい